<span>宮崎吾朗が語る60分 いま子どもたちに伝えたいメッセージと「パノラマボックス」を通じた父・駿との“親交”</span>
宮崎吾朗氏(スタジオジブリにて)

ドキュメンタリー|カルチャー

宮崎吾朗が語る60分 いま子どもたちに伝えたいメッセージと「パノラマボックス」を通じた父・駿との“親交”

2026年6月14日

宮崎吾朗氏の「今」に迫るインタビュー。後編では、ジブリパークに展示する31個のパノラマボックスを制作した父・宮﨑駿氏とのやり取りや、長編アニメーション制作が難しくなった時代に対して抱く思いなど、さらに深く話を聞いた。(構成・金澤誠、文中敬称略)

パークのために「パノラマボックス」を作ってやると言いだした父・宮﨑駿

 2023年に公開された宮﨑駿監督の「君たちはどう生きるか」で、宮崎吾朗は製作プロデューサーの一人としてクレジットされている。

「実は、あれはほとんど意味がなくて。一応僕もスタジオジブリの取締役なので、鈴木敏夫プロデューサーから『名前、入れておいたから』と言われていましたけれど、初号試写を観るまで自分の名前が入っているとは知らなかったんです。プロデューサーとして何かやったわけでもないですしね」

 宮崎吾朗が「ゲド戦記」(2006年)を初監督するときには、猛反対した父・宮﨑駿だが、「アーヤと魔女」(2020年)を観て監督としての彼を認めたとも聞くし、親子の関係は良好になってきたのではないか。

「いや、前と変わっていないんじゃないですかね。ただ『君たちはどう生きるか』が仕上げに入った2022年の6月ごろから、ジブリパークのために『パノラマボックス』を作ってやると言い出したんです。そうなるとこっちは発注元で、向こうは制作者じゃないですか。そこから3年半、ずっとスタジオに顔を出して作り出すと、話すことも増えますよね」

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