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Vol. 4

元財務官僚が明かす、財務省「出世の論理」――初期配属と事務次官の条件について

2026年6月1日


<span>元財務官僚が明かす、財務省「出世の論理」――初期配属と事務次官の条件について</span>
財務省

財務省では昔から、「官房文書課や主計局総務課に初期配属されると出世する」「東大閥が強い」といった説が語られてきた。だが、元財務官僚の森信茂樹氏はそうした見方に首を横に振る。事務次官になるルートや条件とは何なのか。財務省という巨大官庁の内側から見た「出世の論理」を聞いた。

初期配属と出世——官房文書課や主計局総務課は有利?

 財務省では、官房文書課や主計局総務課への初期配属が出世に有利だという話がよく言われています。確かにそういう説はありますが、定年まで終わり振り返ると、それは必ずしも正しくないと言えます。

 1973年に入省した私の同期は17人でした。そのうち主計局総務課に配属されたのが2人、内閣官房文書課に配属されたのが2人で計4人が、いわゆる「有利」とされる初期配属の部署に就きました。しかし、この4人のうち局長になったのは文書課配属の1人のみです。つまり、1年目の配属でその後のキャリアが全て決まるなどということはあり得ない話です。

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