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Vol. 4

“完全週休2日制”の魚屋が発行するトヨタ顔負けの「オウンドメディア」が繋いだもの

2026年6月10日


<span>“完全週休2日制”の魚屋が発行するトヨタ顔負けの「オウンドメディア」が繋いだもの</span>
「丸正」を守る樋口さん一家

100年続く名古屋の鮮魚卸し「名鮮丸正」で働く100人のスタッフは、完全週休2日制で市場に勤める。「ホワイト企業の魚屋」が戦争もコロナ禍をも乗り越えてこられた理由とは何か。従業員や取引先への気配り、変化を恐れない経営術……。どれも大事だが、どうやらその本質は、4代目が発行する「オウンドメディア」にあるようだ。

完全週休2日制の市場仕事

 弁当と惣菜の御園丸正、鮮魚卸しの名鮮丸正は百年の間、4代に渡ってバトンをつないできた。その間、戦争もあった。不景気もあった。台風、大雨、地震のような災害もあった。しかし、知恵と工夫と元気でなんとか乗り越えてきた。

 最近のことで言えば、もっとも大きな危機はコロナ禍だった。市内の飲食店は休業しなければならなかった。飲食店、ホテル、結婚式場は魚の仕入れをストップした。鮮魚店にとっては百年に一度の危機だったのである。だが、彼らは乗り越えた。嘉好子たち女性陣がおかずを売って獅子奮迅の働きをしたのである。

 社長の樋口将基は言った。

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