AI時代の到来により、人々が知りたい情報に到達するまでの速度が急激に上がる一方で、自分にとって都合の良い情報にだけ囲まれてしまう「フィルターバブル」や、自分で深く考える機会が減ることによる「思考の二極化」に陥りやすくなるリスクが指摘されています。AIの便利さは享受しつつ、情報社会の“臨界点”で「まどろまずに」生きるヒントとは。仏教解説本『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』(サンクチュアリ出版)が20万部超のヒット作となった作家のしんめいPさんが、神奈川県・葉山を拠点に座禅会や執筆、ワークショップなどの活動を続ける禅僧・藤田一照さんに尋ねました。
【目次】
00:20 イントロダクション 「AIとフィルターバブル」
03:03 「不快感を避ける」という人間としての本能
08:10 誰かの作った「地図」に騙されるな
11:00 「二項対立」では解像度が低すぎる
15:27 畢竟帰処(ひっきょうきしょ)の精神
18:30 人は「本来の欲求」を忘れてしまう
👤出演者プロフィール👤
・しんめいP
1988年大阪府生まれ。東京大学法学部卒。新卒で入社した大手IT企業を退職後、奄美大島での教育事業に携り、のちに芸人に転向。R-1出場1回戦敗退を経て、離婚&無職に。実家に引きこもっていた時期に東洋哲学に出会う。ユニークでオリジナリティ溢れる仏教解説本『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』(サンクチュアリ出版)が、同ジャンルでは異例の20万部超のヒット作となっている。
・藤田一照
1954年愛媛県生まれ。曹洞宗僧侶。東京大学教育学部教育心理学科卒。同大学院教育学研究科を中途退学し、兵庫県の曹洞宗紫竹林安泰寺で得度(出家)。1987年~2005年にマサチューセッツ州のパイオニア・バレー禅堂に住持として渡米。現在は葉山を拠点に座禅会や執筆、ワークショップなどの活動を続ける。Facebookの学び場「松籟学舎 一照塾」を主宰。近著に『NHK宗教の時間 AI時代に学ぶ禅』(NHK出版)がある。