中学受験はあくまで自分で納得して始めた
実家が千駄木だったのですが、近所の西日暮里にある桐杏(とうきょう)学園という学習塾に小学校4年生の頃から通い始めました。とは言っても、当初は親に言われるがままで、何のために塾に通うのかはわかっていなかったですね。
小学校の卒業時期が近づくにつれて中学受験を意識するようになりました。今から思えば二つの大きな動機があったと思います。
一つは当時、ツッパリブームがあって公立の中学校が荒れていたことです。近くの中学でもガラスが割られるような事件が起きていました。子供ながらに、そんな雰囲気のところには行きたくないと思ったんですね。
もう一つは、当時の高校受験では内申点が重視されていたことです。僕は自分で言うのもなんですが、担任の先生からのおぼえが良いほうではありませんでした。母から「あなたは先生のジャッジに人生を左右されると絶対に不利になる」と言われていて、それもあって私立の中高一貫校を受験してみようかと思うようになりました。
また、イケてる学校でちゃらちゃらしたい、というのも正直ありました。桐杏学園がメインの合格目標に掲げていた開成中も、学園祭や体育祭を観に行ったらすごく楽しそうなんですよ。中高一貫なら高校受験もないですし。中学受験はあくまで自分で納得して始めたことでした。とは言え、子供ですからね。その先の大学受験までのビジョンがあったわけではありません。