植田総裁の欠席を経て
今回の日銀の決定は当初から織り込まれていた内容で、為替レートには大きな影響がなく、直後の日経平均株価は一時7万円台に乗せました。事前の十分な“地ならし”の甲斐あってか、日銀の目論見通り市場の混乱を避けられたという意味では、及第点といえる決定だったのではないでしょうか。
利上げが既定路線だったからこそ、むしろ植田和男総裁の入院の方が、会合前の注目点になっていたように思います。
日銀は16日の金融政策決定会合で、政策金利を0.75%から1.0%に引き上げることなどを決めた。植田和男総裁の欠席を経て、完全に「織り込み済み」となっていたこの決定が意味することとは何か。そして次なる焦点はどこに移るのか。かんぽ生命保険エグゼクティブ・フェローの中空麻奈氏にきいた。
今回の日銀の決定は当初から織り込まれていた内容で、為替レートには大きな影響がなく、直後の日経平均株価は一時7万円台に乗せました。事前の十分な“地ならし”の甲斐あってか、日銀の目論見通り市場の混乱を避けられたという意味では、及第点といえる決定だったのではないでしょうか。
利上げが既定路線だったからこそ、むしろ植田和男総裁の入院の方が、会合前の注目点になっていたように思います。
中空麻奈
かんぽ生命保険エグゼクティブ・フェロー、かんぽ経済研究所主席研究員。1991年慶應義塾大学経済学部卒業、野村総合研究所入社。97年野村アセットマネジメントでクレジットアナリストに。モルガン・スタンレー証券、JPモルガン証券を経て、2008年よりBNPパリバ証券に移り、グローバルマーケット統括本部副会長、チーフクレジットストラテジスト、チーフESGストラテジストなどを務める。26年3月より現職。著書に『ユーロ連鎖不況』『早わかりサブプライム不況』『図解ソブリンリスク早わかり』『グローバル金融規制の潮流』『金利上昇は日本のチャンス』など。
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