政治

ボルソナーロ政権にも浮上「ブラジル政治」が繰り返す汚職の歴史

2021年8月9日

ブラジルのジャイール・ボルソナーロ政権にまつわる複数の汚職疑惑が持ち上がっている。ボルソナーロ大統領は2019年1月の大統領就任式で汚職の撲滅を国民に高らかに訴えた。しかし、これまで多くの政権が改善に挑みながら、ブラジルの中枢はいまなお汚職に蝕まれ続けている。

 

コロナ対策の疑惑で支持率急落

 ボルソナーロ政権にまつわる汚職・不正の疑惑は、政権の発足から徐々に浮上していたが、政権運営に打撃を与えるまでには至らなかった。

 しかし今回、連邦上院に設置された調査委員会(CPI)が政府の新型コロナウイルス感染症対策について審議する過程で、次々に汚職疑惑が持ち上がり、ボルソナーロ政権の支持率は急落している。

 調査委員会はこれまで、新型コロナ対策に関する証人喚問や参考人の招致を行ってきた。同調査委員会で指摘されてきたのは、アマゾナス州マナウス市の医療状況の悪化、危機的状況に関する報告のタイミングの是非、ワクチンの購入契約と契約の遅延、購入にかかる審査プロセスの問題などであった。……

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