政治

南北同時ミサイル発射(下)金正恩は12月の「執権10周年」に何を準備するか

2021年9月28日


<span>南北同時ミサイル発射(下)金正恩は12月の「執権10周年」に何を準備するか</span>

来る12月、金正恩党総書記は権力の座に就いて10年の節目を迎える。改めて「核」と「ミサイル」という2つのカードがクローズアップされる中で、新型SLBM発射実験など想定しておくべき挑発行為は多くある。

 少し時間を遡ってみよう。

南北通信連絡線はなぜ「再遮断」されたか

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、板門店での南北首脳会談3周年の今年4月27日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記に書簡を送った。当初は反応がなかったが、5月の米韓首脳会談前に、金党総書記の親書が返ってきた。その後、何回かの親書の往来があり、昨年6月から断絶していた南北の通信連絡線が7月27日に復旧した。韓国政府は南北の首脳間で(1)南北間の信頼回復(2)和解の促進(3)関係改善――の合意があったとした。韓国側には、通信連絡線の復旧は南北関係への足掛かりとして大きく評価する雰囲気が広がった。

 だが、北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)党副部長は8月1日に「談話」を発表し、

「通信連絡線の復元を巡って断絶していたものを物理的に再び連結しただけで、それ以上の意味を付与してはならないというのが私の考えである。不慣れな憶測と根拠のない解釈はかえって、失望だけを招きかねない」……

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