社会

コロナ禍でも最高売上、「リモートホスピタリティ」で切り拓く「民泊」の未来

2021年10月30日


<span>コロナ禍でも最高売上、「リモートホスピタリティ」で切り拓く「民泊」の未来</span>
「民泊」は食事サービスがないところを逆手に取って始めた「派遣シェフ」が評判に(写真すべて著者提供)

箱根の一軒家民泊「ヤマグチハウス」は、2021年の夏になんと過去最高の売り上げを記録したという。その秘密は「リモートホスピタリティ」を駆使したハイブリッド・サービスにあった。

「第5波」でもテレワーク客や在日外国人客が後押しに

 今年8月、箱根にある実家を改装した民泊「ヤマグチハウス アネックス」と「ヤマグチハウス ヴィラ大平荘」は開業以来の最高売上を記録した。例年だと予約が鈍る9月になっても、テレワークのゲストや在日外国人の連泊で好調は続いた。

 8月と言えば、新型コロナの第5波のさなか。だからこそと言うべきか、誰とも接触せず滞在できる一軒家民泊は、安心できる宿泊施設として選ばれたのだろう。

 だが、訪日外国人が増えたインバウンドブームの最中に開業した私たちにとって、これまでの道のりは、決して順風満帆だった訳ではない。

 1軒目の「ヤマグチハウス アネックス」を開業したのは2019年7月のことだ。離れとして建てられた温泉付きの昭和レトロな一軒家。宿泊客はインバウンドが7割を占め、好調に滑り出したが、1年もしないうちにコロナ禍に見舞われ、いったんは予約がすべて消えた。だが、最初の緊急事態宣言さなかのGW直前、庭で楽しめるバーベキューコンロを導入したことをきっかけに予約が持ち直した。客層は日本人のファミリーや若者のグループにシフトした。……

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