「広く社会と文化を考える、独創的で優れた研究・評論を行う個人」を顕彰するサントリー学芸賞の受賞者は、今年で371人を数えている。思想・歴史部門の選考委員を務める苅部直・東京大学教授と、美学から障害や体の問題へと研究を発展させてきた伊藤亜紗・東京工業大学教授が、相互に影響を受けながら組み替わる“学”と“芸”の動的な姿を捉えていく。
*インターネット放送局「論壇チャンネル ことのは」(https://www.kotonoha-rondan.com/)での対談内容をもとに編集・再構成を加えてあります。
苅部 この「『学』と『芸』のあいだ――サントリー学芸賞の世界」という番組は、サントリー学芸賞の受賞者の方々とともに、「学」と「芸」の繋がりについて考えていこうというものです。今回は第2回、ゲストに東京工業大学教授の伊藤亜紗さんをお迎えしました。……