中国政府は2月20日、「US Hegemony and Its Perils」(米国の覇権とその脅威)と題した文書を発表した。英語版のタイトルはシンプルだが、中国語版だと「美国的霸権霸道霸凌及其危害」(米国の覇権、覇道、いじめとその危害)と強烈だ。目次はさらにいかつい。
一、肆意妄為的政治霸権(ほしいままに振る舞う、でたらめな政治覇権)
二、窮兵黷武的軍事霸権(好戦的な軍事覇権)
三、巧取豪奪的経済霸権(欲しいままに奪う経済覇権)……
全人代の政府活動報告で「科学技術イノベーション能力の伸び悩み」がリスクの一つに挙げられたように、低コスト製造と巧みな販売戦略でまず飛躍的な成長を遂げ、追って技術への投資を充実させる成功モデルは壁に直面している。一方で米国も、もはや中国との技術連携を完全に断ち切るのは難しい。科学技術が米中対立の最前線となる構図は続くが、新たなイノベーション・モデルの確立は中国国内の要因に左右される可能性が高い。その転換の方向性は――。
中国政府は2月20日、「US Hegemony and Its Perils」(米国の覇権とその脅威)と題した文書を発表した。英語版のタイトルはシンプルだが、中国語版だと「美国的霸権霸道霸凌及其危害」(米国の覇権、覇道、いじめとその危害)と強烈だ。目次はさらにいかつい。
一、肆意妄為的政治霸権(ほしいままに振る舞う、でたらめな政治覇権)
二、窮兵黷武的軍事霸権(好戦的な軍事覇権)
三、巧取豪奪的経済霸権(欲しいままに奪う経済覇権)……
高口康太
ジャーナリスト、千葉大学客員教授 1976年、千葉県生まれ。千葉大学人文社会科学研究科博士課程単位取得退学。中国・天津の南開大学に中国国費留学生として留学中から中国関連ニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。中国経済と企業、在日中国人経済を専門に取材、執筆活動を続けている。 著書に『ピークアウトする中国 「殺到する経済」と「合理的バブル」の限界 』(文春新書、共著)、『幸福な監視国家・中国』(NHK出版、共著)、『中国S級B級論』(さくら舎、共著)、『プロトタイプシティ 深圳と世界的イノベーション』(KADOKAWA、共編、大平正芳記念賞特別賞受賞)、『中国「コロナ封じ」の虚実 デジタル監視は14億人を統制できるか』(中公新書ラクレ)、『習近平の中国』(東京大学出版会、共著)など。
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