女性・高齢者頼みの限界
10年以上前にある地方で講演した際、市町村の将来人口はどうなるのかといったことが話題になった。
私は「県全体で人口をできるだけ減らさないという目標が大事だ。でも、市町村が個々に策定した人口目標を足し合わせると、県全体の人口予想をはるかに上回る規模になる。おそらく将来の働き手の中には、畑を荒らすサルやシカが入っているのではないか?」と指摘し、参加された方の笑いを取った。
日本の人口は、2008年の1億2800万人をピークに減少し、2053年には1億人を切ることが見込まれる。毎年数十万人から100万人が減少していくペースであり、都道府県別の人口規模で第38位の秋田県に相当する人口が、毎年消滅していくという凄まじいスピードだ。……