社会

女性・高齢者では賄えない日本の「なり手不足経済」

2023年4月5日


<span>女性・高齢者では賄えない日本の「なり手不足経済」</span>
人手不足が深刻なのは運送業界に限らない(C)photo-ac.com/

日本の労働力人口の減少を抑えてきた女性と高齢者の労働参加は、限界に達しつつある。物流や介護、建設など人手不足が深刻な業種が多々ある中、日本の経営に求められているのは人材に先行投資して付加価値を生み出す「レジームチェンジ」だ。

 

女性・高齢者頼みの限界

 10年以上前にある地方で講演した際、市町村の将来人口はどうなるのかといったことが話題になった。

 私は「県全体で人口をできるだけ減らさないという目標が大事だ。でも、市町村が個々に策定した人口目標を足し合わせると、県全体の人口予想をはるかに上回る規模になる。おそらく将来の働き手の中には、畑を荒らすサルやシカが入っているのではないか?」と指摘し、参加された方の笑いを取った。

 日本の人口は、2008年の1億2800万人をピークに減少し、2053年には1億人を切ることが見込まれる。毎年数十万人から100万人が減少していくペースであり、都道府県別の人口規模で第38位の秋田県に相当する人口が、毎年消滅していくという凄まじいスピードだ。……

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