「ロシアに大国をやめろと強制することはできない」――ロシア軍事・安全保障の専門家の小泉悠氏が、高坂正堯の新刊『歴史としての二十世紀』(新潮選書)を読んで、もっとも強く心に響いた言葉だという。
国際政治学者の高坂正堯(1934~1996年)は、1990年に「歴史としての二十世紀」と題する連続講演を行った際に、冷戦後の国際秩序は、ロシアも「ひとかどの顔が立つ」ように仕向けなければならないと警告していた。
このいっけん「ロシアびいき」とも思える発言の真意はどこにあるのか――国際政治と安全保障を研究している田所昌幸(国際大学特任教授)、細谷雄一(慶應義塾大学教授)、小泉悠(東京大学専任講師)の3氏が鼎談した。
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