開けてみないとわからない食べ物がある。
その最たる例はピータンだ。ピータンは、外の様子を見ただけでは、黄身がドロリンとしているか、カチカチかわからない。もちろんドロリンが理想的なのだけれど、どんなに外側をさすったり見つめたりしたところで、中の状態を察することはできない。
最初に籾殻とか泥とかが混じったような外壁を洗い流したのち、固ゆで玉子を剝く要領で殻を取り除く。すると、プルンプルンにかたまった白身(というより黒身)が現れる。ピカピカ輝いている。きれいだ。でもまだわからない。黄身(というより黒灰色身)がドロリンと柔らかい状態であることを祈りつつ、包丁で縦半分にカットする。と、その瞬間、
「ああ……」……