2月23日早朝に米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外で起こったタイガー・ウッズ(45)の交通事故の直後から、「なぜ、ウッズほどの大物が、自分で車を運転していたんですか?」という問い合わせが私のところへ多数寄せられた。週刊誌の記者からも、開口一番、その疑問をぶつけられた。
なるほど。ウッズが自らハンドルを握っていたことは、日本の多くの方々にとって「謎」のように感じられたことがわかった。しかし、ウッズをはじめとする米ツアー選手たちの現状に目をやれば、それは決して「謎」ではなく、むしろ日常の当たり前のコトなのだ。
ウッズは、学生時代はもちろんのこと、プロ転向して米ツアー選手になったときも、1997年「マスターズ」を圧勝してスーパースターと化してからも、メジャー15勝を含む歴代1位タイの通算82勝を挙げてきたこれまでも、終始一貫して自分で車を運転してきた。
たとえば、2001年の9・11(米同時多発テロ事件)が起こった際、「アメリカンエキスプレス選手権」出場のためミズーリ州にいたウッズは、大会中止が決まったあと、1人で15時間ハンドルを握り続け、フロリダの自宅へ帰っていった。……