カルチャー

【特別対談】元担当記者が語りつくす「北朝鮮」の真実に迫る術(中)

2021年3月18日


<span>【特別対談】元担当記者が語りつくす「北朝鮮」の真実に迫る術(中)</span>

 

『金正恩の機密ファイル』(小学館新書)の著者で、元北朝鮮担当記者(現・東京新聞外報部編集委員)の城内康伸さんが独自入手した内部資料からは、国内のすさんだ状況が見えてくるのに、それでも金正恩体制が揺るがない――元NHK解説委員の塚本壮一さん(桜美林大学教授)との対談で、その理由に迫る。

塚本壮一:本を読んで僕の想像以上だったのは、朝鮮人民軍内で犯罪や脱税などが頻発しているという、すさんだ空気ですね。平壌に取材で行ったとき、金日成(キム・イルソン)広場で酒を飲んでふらふらしている酔っ払いとかを見たことはありました。だから、全人民が末端まで統率が取れている、なんてことはあり得ないと思っていましたけど、ここまで荒れているとは思っていなかった。

金正恩が核にこだわる理由

城内康伸:僕も内部資料を読んでびっくりしましたね。人心はすさんでいるし、韓国の文化も非常に入っている。本にも書いたけど、メモ帳の中に韓国の歌を書き留めている軍部隊の幹部もいる。……

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