政治
「世代間ギャップ」で捉えるアメリカ衰退、中国台頭、世紀の課題としての気候変動
2021年11月9日

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「ベルリンの壁崩壊」を実体験として記憶する人々は、すでに「高齢者」となりつつある。彼・彼女らにとっての「民主主義の勝利の記念」は、後続世代にとって「果てしなく続く失望の始まり」かもしれないのだ。1980年代以降に生まれた「アフター・ミレニアルズ」が社会の各分野をリードし始めたいま、ポスト冷戦の国際政治は新たなパラダイムシフトを現在進行形で体験している。
「相手を知りたければ、その人物が20歳の頃に世界で何が起きていたかを知れ」。
かつて、フランス皇帝ナポレオン・ボナパルトが言ったとされる。
現代においても、若者たちは身の回りの出来事、とりわけ自分たちの社会の「外」で起きている事柄を十分に認識したとき、世界に対する価値観を形作っていく。彼らが海外の事象をのぞく「レンズ」は年齢を重ねるに連れてより成熟し、微妙な差異が生まれるかもしれない。それでも、彼らが世界の趨勢をどう解釈するかは、思考パターンの形成期に刷り込まれた対外意識という「プリズム」を通して、知らず知らずに屈折して見えているのだ。……
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