カルチャー

連載小説:裂けた明日 第41回

2022年2月12日

内戦により、分断された日本。相次ぐ震災と原発事故、そして例の病気の蔓延で、国民の生活は壊滅的な影響を受けていた。家族を亡くし一人暮らす男の元へ、逃亡者が現れる――。<作家の眼が、現実を鋭く照射する。近未来の分断日本を描く、スリリングなSF長篇>

久保に案内された食堂で話していた信也一行。三杉の死に関連して、自分たちが参考人として手配されたらしいことをニュースで知る。

[承前]

 モニターの中で、アナウンサーの元に新しい原稿が届いた。

「いま入ってきたニュースです。共同統治地域内で、爆発がありました。中央線中野駅前のデパートで、デパートの店員や買い物客に何人かの死者が出ている模様です」……

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