“少年が賢ければ国も賢く、少年が裕福であれば国も裕福、少年が強ければ国も強く、少年が自由であれば国も自由、少年が進歩すれば国も進歩する”
中国清朝末期、戊戌の変法(明治維新と同様、立憲君主制による近代化革命)に失敗し、日本へと亡命した中国の思想家、文学者である梁啓超は、亡命中に「少年中国説」という散文を書き残した。
封建制度下の清朝政府を“老いた帝国”と批判し、少年のような中国を切望した梁啓超は、既得権益を死守する保守派ではなく、若き改革派が国の維新を担う近代化革命を期待した。その後、辛亥革命が発生し、君主制が廃止され、アジアにおいて史上初の共和制国家が中国に誕生した。
「少年中国説」が発表されてから早100年経つが、現代中国は未だこの思想を受け継いでおり、梁啓超が期待したような“少年たち”が発展を支える社会と言えよう。……