カルチャー

世界に通用する人材育成を進める「大隅」に学べ

2023年4月5日


<span>世界に通用する人材育成を進める「大隅」に学べ</span>

鹿児島県の中高一貫校が、JAXAと連携して人材の育成に力を入れている。その背景には、「大隅」という場が持つ歴史と伝統がある。

 前々回、明治以降、我が国の基本的システムであった「千代田幕府」が機能不全になっていることをご紹介した(2023年2月6日『「千代田幕府」の成功体験を乗り越えよ』)。では、どうすればいいのか。

 変動する世界情勢に合わせて、適切に対応していくしかない。そのためには世界を知らねばならない。そして、世界を知るためには、国際交流が欠かせない。

図1

 実は、国際交流については、大きな国内格差がある。例えば、旅行客だ。図1は、コロナパンデミック前の2018年の県民1人当たりの海外からの旅行客の受け入れ数だ。最も多いのは山梨で、ついで沖縄、京都、北海道、大分、大阪と続く。逆に最も少ないのは埼玉で、茨城、福島、山口、島根と続く。「千代田幕府」のお膝元である首都圏は、日本国内で外国人の受け入れが多い地域ではない。

 なぜ、こうなるのか。それは地理的な要因が大きい。上位20県に中四国・九州からは8県も入っているのに、関東甲信越以東は4県しか入っていないのは、大陸からの距離の違いが影響しているのだろう。……

おすすめの記事

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

おすすめの動画

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

ニュースレターを購読する

新潮QUEは、「問う力」を養っていくためのサブスクリプションサービスです。

無料登録する