カルチャー

首里城の廃材で作るシーサーには沖縄の魂が宿る

2025年8月3日


<span>首里城の廃材で作るシーサーには沖縄の魂が宿る</span>
琉球時代より守護神として伝わってきたシーサー(以下、写真はすべて宮城氏提供)

世界中に存在する獅子像は元来、王や宗教的権威の象徴だった。ところが沖縄では、一般の家の瓦屋根にシーサーが鎮座する。沖縄シーサー協会の宮城光男会長によれば、壊れた瓦などの廃材から作られるシーサーは「不要なものを神に昇華する」沖縄の文化を象徴しているという。

 

宮城光男 沖縄シーサー協会会長。1976年那覇市生まれ。伝統をベースにしながらも、既成概念にとらわれない自由な発想で創作を続ける。シーサーをアート作品と再定義し、フランスやカナダ等で個展を開催。2010年サンボマスター『できっこないを やらなくちゃ』シングルCDイラスト制作等、実績多数。

先祖はスフィンクスで親戚はマーライオン!?

徳永 まずはシーサーのルーツについて教えて下さい。

宮城 シーサーは世界中の獅子像文化に連なります。その源流はエジプトのスフィンクスに端を発し、シルクロードを通じて中国、東南アジア、そして沖縄へと伝播したものと考えられています。中国の石獅子や新しいものではシンガポールのマーライオンのように、各地の風土や宗教観と融合しながら、地域固有の造形として定着していきました。……

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