※本稿は「週刊新潮」2022年3月31日号に掲載された特集を元に再構成したものです。また、年齢や肩書、年代表記等は当時のものです。
ラブロフ外相のための「日本のダミー会社」
プーチン最側近の一人であるラブロフ氏は、通称「青山ハウス」と呼ばれる“秘密拠点”を都内に持ち、コロナ禍前までは来日のたびに同ハウスを愛人との密会に利用していた。ロシアの諜報活動を捜査する警視庁公安部外事一課(通称・ソトイチ)はこの動きを長期間、監視していた。
その愛人の名は〈スヴェトラーナ・ポリャコーヴァ〉。昨年9月、ロシアの反体制派で野党指導者のアレクセイ・ナワリヌイ氏がプーチン政権の腐敗を告発した一連の「ナワリヌイ・レポート」で明かされている。同レポートでは、ポリャコーヴァは映画やテレビの制作に携わる元女優で、2019年にラブロフと一緒に撮られた写真も掲載。
さらに彼女は〈過去7年間でラブロフの大臣専用機で60回以上〉、世界二十数カ国の外遊に公費で同行し、そのなかに〈日本〉が含まれていたことも暴露された。具体的に〈17年3月19日から21日〉にかけてポリャコーヴァばかりか、その娘も一緒にラブロフに同行して訪日したと記述している。