野菜に込められた“ギミック”
加藤忠幸の本業はビームスのバイヤーだ。副業は野菜作りと販売である。
そして、もうひとつ副業に手を出した。彼は自分で企画したサーフィン、スケート関連のブランド「ブローシャー」(パンフレット、カタログの意)をスタートさせ、レンバイの裏にブティック「LANE BY」(レーンバイ)を開店した。もっとも加藤は本業と野菜作りで忙しいので、店が開いている時間は短い。
加藤は言う。
「LANE BYの商品はビームスと値段はほぼ一緒です。本業とレンバイに時間を取られるので、なかなか店を開ける時間がなくて、まぼろしの店とも呼ばれています。来店してくださる方は大勢いらっしゃいます。有名人もいらしてます。レンバイで野菜を買ってくれた方も店に来て、洋服の話をしていったりします。鎌倉ではコミュニティです。商品の特徴はギミックがあること。ギミックってのはファッション用語で仕掛けのことで、たとえば『リバーシブルの仕様になっている』みたいな仕掛けです。よりおしゃれに見せたり、着心地や融通性を広げるための仕掛けがギミックってこと。僕が作ったブローシャー製のパンツには隠されたポケットがいくつもあるんです。それがギミックですよ」