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畑仕事を終えビームス本社へ…「4つの顔」を持つ男の人生の「ギミック」

2026年6月24日


<span>畑仕事を終えビームス本社へ…「4つの顔」を持つ男の人生の「ギミック」</span>
野菜を売るビームスのバイヤー・加藤忠幸さん(筆者撮影)

日本を代表するアパレルブランドのバイヤーは、“裏の顔”を持つ。毎朝畑仕事を終えてから原宿のビームス本社に出勤し、鎌倉に戻っては「レンバイ」で野菜を売る。さらにもう一つの副業にも手を出した今、彼の人生は“四毛作”だ。「いちばん大変なこと」が4つも5つもあるというが、それでもなお農業をやめられない理由とは。

野菜に込められた“ギミック”

 加藤忠幸の本業はビームスのバイヤーだ。副業は野菜作りと販売である。

 そして、もうひとつ副業に手を出した。彼は自分で企画したサーフィン、スケート関連のブランド「ブローシャー」(パンフレット、カタログの意)をスタートさせ、レンバイの裏にブティック「LANE BY」(レーンバイ)を開店した。もっとも加藤は本業と野菜作りで忙しいので、店が開いている時間は短い。

 加藤は言う。

「LANE BYの商品はビームスと値段はほぼ一緒です。本業とレンバイに時間を取られるので、なかなか店を開ける時間がなくて、まぼろしの店とも呼ばれています。来店してくださる方は大勢いらっしゃいます。有名人もいらしてます。レンバイで野菜を買ってくれた方も店に来て、洋服の話をしていったりします。鎌倉ではコミュニティです。商品の特徴はギミックがあること。ギミックってのはファッション用語で仕掛けのことで、たとえば『リバーシブルの仕様になっている』みたいな仕掛けです。よりおしゃれに見せたり、着心地や融通性を広げるための仕掛けがギミックってこと。僕が作ったブローシャー製のパンツには隠されたポケットがいくつもあるんです。それがギミックですよ」

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