社会

捜査対象者との不適切な関係に加え「二重生活」も――検察OBが憤る「東京地検特捜部」エースのモラルハザード

2026年7月15日


<span>捜査対象者との不適切な関係に加え「二重生活」も――検察OBが憤る「東京地検特捜部」エースのモラルハザード</span>
Caito / shutterstock.com

東京地検特捜部でキャップをつとめていた男性検事(48歳)が、捜査対象の女性と親密な関係となり、さらには金品を受け取っていたという、前代未聞の不祥事が報じられている。さらに『週刊新潮』の取材によると、弁護士である別の女性とも愛人関係にあった。この男性検事は将来を約束されたエリート中のエリートだったゆえ、検察OBからは厳しい指摘が相次いでいる。今回の一件を個人の不祥事として終わらせるのではなく、検察の「組織的な問題」として徹底的に調査すべきとの声が上がり始めているのだ。

西田氏がひた隠す“裏の顔”

 今月8日、毎日新聞が報じたことで一躍全国区の話題となったのが、東京地方検察庁特別捜査部に在籍していた男性検事の女性問題である。報道から一夜明けた9日、最高検察庁は件の検事が調査対象になっていることを認めるコメントを発表。同日の参議院法務委員会では、法務省が平口洋法相に「調査結果が出れば厳正に対処すると報告した」ことを明らかにしたのだった。

 社会部デスクが解説する。

「昨年末まで東京地検特捜部に在籍していた48歳の西田将仁検事が、2023年に取り調べを担当した捜査対象者の30代女性と密かにSNSで連絡を取り合い、捜査終了後に不適切な関係を持った疑いです」

 西田検事は既婚者だった。

「2024年7月、この検事は別件の公選法違反事件で関係者を取り調べるため使った都内ホテルの一室に、当該女性を呼び寄せ宿泊しています。もちろん公費で用意した部屋ですから公私混同も甚だしい。法務・検察当局は厳しい懲戒処分を検討しています」(同)

 そんな特捜エースの西田氏に、不可解な人事が下ったのは昨年12月のことだった。突如として花形部署を外されて東京高検への異動が決まったのだ。

「検察の幹部人事は不定期ですが、現場で汗をかく検事の異動は年度初めの4月が慣例。特捜のエース検事とはいえ、あくまで西田氏は幹部ではない現場検事の一人なのでイレギュラーな異動です。しかも高検で幹部に昇格したわけでもないので、栄転とは言えません」(同)

 背景に何があったのか。実は西田氏の不祥事は今回の件だけにとどまらない。昨秋の時点で、「週刊新潮」は、西田氏がひた隠す“裏の顔”をキャッチし、12月、その問題を法務省と東京地検に取材で突き付けていたのだ。

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