米独立記念日の3連休を直前に控えた7月2日(金)、史上最悪規模のランサムウェア攻撃が発生した。米IT資産管理ソフト会社「カセヤ」がランサムウェア攻撃を受け、同社の遠隔IT監視・管理ソフト「VSA」を使っている顧客やそのさらに顧客の1500社あまりでデータが暗号化されてしまった。
英国、ドイツ、カナダ、メキシコ、アルゼンチン、ケニア、南アフリカなど少なくとも17カ国に感染が広がった。中でも被害が深刻なのは、米国とドイツであり、学校や地方自治体、旅行業者、信用組合など多様な業種に影響が及んだ。
スウェーデンでも被害が拡大している。スーパー大手「コープ」は、レジのシステムに障害が発生、7月3日までに約800店舗全てが一時閉鎖に追い込まれた。コープ自体はカセヤの直接の顧客ではないが、コープの使っているITサービス企業がカセヤを利用している。スウェーデン国営の鉄道と大手の薬局チェーン、ガソリンスタンド・チェーン、公共テレビ局でも障害が発生した。……