テクノロジー

米軍協力者の「生体情報」を手にするタリバン――懸念されるアフガン撤退に伴う情報保全

2021年9月1日


<span>米軍協力者の「生体情報」を手にするタリバン――懸念されるアフガン撤退に伴う情報保全</span>
タリバンが入手した生体認証機とは(写真はイメージです)© greenbutterfly

米軍やNATO加盟国らの連合軍のアフガニスタン撤退に際し、各国政府の懸念事項の一つが、いかにタリバンから機密情報を守るかだ。機密情報がタリバンの手に渡れば、今後の対テロ作戦のみならず、協力者の人命も脅かされる。しかし、既に一部の個人情報や米軍の生体認証機器をタリバンが入手してしまっている。

 

米国防総省が注意喚起文書を発出

 米国防総省監察総監は、8月11日に「アフガニスタン撤退に伴う機密データの入った装備品の扱い及び情報の保存に関する要件」と題した注意喚起文書を発出。医療機器やノート型パソコン、携帯電話などの機器から個人情報や医療情報を適切に削除し、情報漏洩のリスクを防ぐよう促した。

 それぞれの機器の種類に応じた手順で処分しなければ、中の残存データを後から復元できてしまうからである。

 同文書は、国防総省監察総監室が2014年に行った監査で見つかった事例について紹介している。……

おすすめの記事

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

おすすめの動画

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

ニュースレターを購読する

新潮QUEは、「問う力」を養っていくためのサブスクリプションサービスです。

無料登録する