ロシアの電撃的な制圧も予想されたウクライナ侵攻は、停戦交渉の遅滞とともに長期化の様相を見せている。ロシア外交・安全保障の専門家であり、プーチンの人物像を白日の下に晒す『プーチンの世界――「皇帝」になった工作員』(フィオナ・ヒルほか著)の監修者でもある畔蒜泰助氏(笹川平和財団主任研究員)と、著書『「ポスト・グローバル時代」の地政学』で「怒り」という感情を起点に新たな国際情勢を捉えた杉田弘毅氏(共同通信特別編集委員)が、いまだ遠いこの戦争の「出口」を見通す。
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ロシア抜きのエネルギー地図
――長期的な視点では、この侵攻は国際社会にどのような変化をもたらすでしょうか。……