政治

日常と非日常がシーソーの上で揺れる――NGO見習い「ウクライナ出張日記」

2023年11月30日


<span>日常と非日常がシーソーの上で揺れる――NGO見習い「ウクライナ出張日記」</span>
ロシア軍に一時占領されたキーウ郊外ボロディアンカの集合住宅(以下すべて、2023年11月に筆者撮影)

 長引く戦争下でウクライナの人々はどのように生活しているのか。人道支援NGOのスタッフとして赴いたキーウで目にした、平穏な日常と戦争の非日常が交錯する暮らしぶりを伝える。

***

 隣国モルドバの首都キシナウからおよそ11時間のドライブを経て午後7時にたどり着いたウクライナの首都キーウは、「戦時下」とは思えない明るさだった。歴史的建築物が多く美しい中心部は、店の明かりや電子広告に満ちて、東京と変わらないほどピカピカだった。

キーウの夜景

 翌朝のホテルの朝食はロンドンやニューヨークのホテルに引けを取らない品揃えで、注文に応じてオムレツを焼いてくれる女性までいて、耐乏生活の影はない。……

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