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人民日報紙面を賑わす外交成果の「正味な話」
習近平主席がこの1年に直接関与した活動のほぼ半分は外交であり、外交部門トップ・王毅政治局委員の動静も大きく報道されている。政権はこれらの上首尾を強調するが、4月…
2024年5月7日
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中国の「空気」が変わってきた
ゼロ・コロナ政策と「戦狼外交」を使って国民の求心力を高めた習近平政権だが、この2つの道具が使えなくなった2022年11月頃が転機となった。経験と実績に裏打ちされ…
2024年2月26日
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党中央の脅威は「民」より先に動くであろう「もう一つの声」
中国社会に急増する知識分子を納得させることは、間違いなく習近平が抱えた難題だ。しかし同時に、拡大する世代間や都市部と地方のギャップは、まとまった世論を生まれにく…
2023年12月26日
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「習近平思想」の実施部隊、巨大官僚機構の悩ましき実態
中国の官僚機構は、党、政府、軍、国有企業、およびそれらの関連組織など、いわば中国のすべての空間をカバーしている。党員9800万人超を包含するこの巨大システムは、…
2023年11月13日
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習近平「国家安全」への執心が世論を統べるメカニズム
情報・治安部門を束ねる党の政法委員会トップに前国家安全相の陳文清が就任するなど、いまや国家安全部門の影響力は公安部門を引き離した。こうした習近平の「安全」に対す…
2023年8月28日
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「ニクソン・キッシンジャー時代」が想起される米中の「新しい対話プロセス」
米中関係は依然として昨年11月のバイデン・習近平会談から続く「対話プロセス」の延長線上にある。ウクライナ問題が決着し、その後が見通せるようになるまでは、この状態…
2023年6月29日
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3期目習近平が早くも振るう国務院改革の大ナタ
科学技術や金融行政、香港政策の司令塔機能を党中央の直轄にするなど、体制3期目の本格開始を待ちかねたように党と国務院の機構改革が進んでいる。習近平の大テーマである…
2023年4月27日
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習近平が「強大で成功したロシア」をプレイアップする深謀遠慮
米国との持久戦を覚悟した中国にとって、米欧を分断し日米関係に齟齬を生じさせることで「米国とだけの抗争関係」を作り出すことが望ましい。この構図においては、ロシアは…
2023年3月30日
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党大会2カ月で見える党指導層が習近平に課した「2つの制約」
習近平新体制の背景には、「百年なかった大変局」に共産党全体が持った危機感がある。ゆえに党大会での圧倒的人事は、新体制が党員と国民を引っ張る力とイコールではない。…
2022年12月15日
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「圧倒的指導者」に近づいた習近平は「鄧小平の老練」を手にできるか
習近平3期目は「鶴の一声」でものごとが決まっていくだろう。だが、危機感と綱紀粛正だけで固めた権力は脆く、その完全な確立は今後の執政の実績次第だ。「改革開放」の政…
2022年10月31日
連載
「空気社会」中国を読み解く