第七艦隊。担当海域は西太平洋とインド洋。旗艦は、横須賀を母港とする揚陸指揮艦、ブルー・リッジ。東太平洋を受け持つ第三艦隊と合わせ、パールハーバーを司令部とする太平洋艦隊を構成する。米国海軍の話だ。が、第七艦隊とはかの国の専売特許ではあるまい。日本海軍にも存在した。本拠は門司。編成されたのは太平洋戦争最末期。きっかけは1945年3月27日の夜の出来事。B29が約90機、関門海峡に機雷を撒いた。機雷による港湾や海峡の封鎖戦は米英豪軍の十八番になっていた。パラオ、スラバヤ、シンガポール、バンコク、香港、上海、高雄。海路が断たれる。物流が止まる。大東亜共栄圏は寸断される。資源なき国の息の根を止める定石だ。船が来なければ日本は簡単に死ぬ。米軍はその手をついに日本本土にまで派手に使い始めた。
Vol. 3
むかし関門、いまホルムズ
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