※本稿は「週刊新潮」2020年10月29日号に掲載された特集を元に再構成したものです。また、年齢や肩書、年代表記等は当時のものです。
民間の研究成果を軍が吸い上げる体制
東大や京大をはじめとする日本の最高学府で教育を受け、晴れて未来を担う科学者となった人々は、何故彼の国に搦め捕られたのか。
率直な疑問を、「千人計画」に応募して中国へと渡った70代の元大阪大学教授にぶつけると、匿名を条件に重い口を開いてくれた。
「自ら手を挙げたわけでなく、8年前、友人だった北京航空航天大学の学部長に誘われたんです。研究部門のトップに相当するポジションを用意するから是非やって欲しいと言われて……」……