医療・ウェルネス

美術館めぐりを医師が「処方」 スイスで試験的なプロジェクトが始動

2025年3月20日

スイス西部の都市ヌーシャテルは、心の病や慢性疾患を持つ患者に提供できる治療の範囲拡大を目指している。その一環として、医師らが公園や美術館、博物館の散策を処方しはじめた。

[スイス・ヌーシャテル発/ロイター]プロジェクトは試験段階だが、市が医師と連携し、先月から始動した。身体活動を促進し、健康に悩む住民の手助けをすることが目的だ。市内の3つの美術館と植物園の入場券合計500枚が、「処方箋」によって無料で配布される。

 ヌーシャテルの医師パトリシア・レーマン氏は「(この取り組みは)精神の健康面で時々悩む人にとって、悩みや痛み、そして自身が患う病気のことを一時忘れ、新たな発見を楽しむ機会になる。感情をケアすることで、治癒への道が開けると信じている」と述べた。

 燃え尽き症候群になった26歳の女性は、渡された入場券でヌーテシャルの美術・歴史博物館を訪れた。クロード・モネとエドガー・ドガの名作や、時計職人が作った自動人形が展示されている。 ……

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