[ロイター]恐竜はデュオニクス・ツクトバアタリ(Duonychus tsogtbaatari)と命名され、約9000万〜9500万年前の白亜紀に生息していたことが分かっている。大きさは全長3メートル、体重は260キログラムほど。長さ約30センチに及ぶ爪を持つ。
デュオニクスは、テリジノサウルス類のなかでは中くらいの大きさの種だ。有名な肉食恐竜のティラノサウルスやスピノサウルスと同じ獣脚類に属するが、テリジノサウルス類は主に草食だったと考えられている。
テリジノサウルス類はアジアから北米にかけて生息していた。寸胴で、長い首と小さな頭や羽毛を持ち、二足歩行で動いていたことが知られている。とりわけ特徴的なのは、恐ろしげなかぎ爪だ。これまで見つかったテリジノサウルスの化石は、いずれも3本の指を持っていた。だがデュオニクスは指が1本少なく、「2つの爪」という意味の学名が与えられた。
「テリジノサウルス類は、最も奇妙な恐竜の一つだ。獣脚類に属するため、肉食恐竜の仲間だが、姿は羽毛に覆われた巨大なナマケモノのようだ」と、研究を主導した北海道大学総合博物館の古生物学者、小林快次教授は述べた。 ……