医療・ウェルネス

シャチは、昆布を垢すりのように使っていた

2025年7月12日

複雑な社会構造、高度なコミュニケーション能力を持つことで知られるシャチ。その知能の高さを裏付ける新たな行動が報告された。まるで「背中をかいてくれたら、私もかいてあげる」と言うかのように、シャチが昆布の茎をお互いの身繕い道具として使っていたという。

[ロイター]研究チームは米ワシントン州とカナダ・ブリティッシュコロンビア州の間にあるセイリッシュ海でシャチの群れを観察した。その際、シャチが昆布を道具として使う様子を確認し、この行動を「アロケルピング」と名付けた。海洋哺乳類による道具使用の数少ない事例の一つとなる。

 シャチが使っていたのは、ブルケルプと呼ばれる昆布の大きな茎だ。根を張っているものや、海面に浮いているものを見つけては、茎の端を噛みちぎり、別のシャチとの間に挟んで茎をこすり合っていた。

 研究チームは、アロケルピングには皮膚を健康に保つ効果があることに加え、社会的な絆を深める役割もあるとみている。他のシャチの群れでも、古い皮膚をはがすためか、滑らかな小石の海岸に体を擦りつけている様子が観察されている。……

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