政治

【Explainer】ドローン・機雷の脅威、イランの石油拠点「カーグ島」奪取は米軍にリスク

2026年3月27日

ドナルド・トランプ米大統領は、地上部隊によるイランの戦略的石油拠点カーグ島の制圧を検討している。アナリストらは、この作戦自体は迅速に達成可能だとみる一方で、米軍部隊を重大な危険にさらし、戦争を長期化させる可能性があると指摘する。

[ワシントン発/ロイター]カーグ島は、イラン本土から16マイル(約26キロ)離れたペルシャ湾北部、ホルムズ海峡の北西約300マイル(約483キロ)に位置する。島周辺の海域は水深が深く、イラン本土の浅い沿岸水域には接近できない大型タンカーが接岸できる。

 同島は、OPEC第3位の産油国であるイランの石油輸出の90%を取り扱っており、これを制圧すれば、米国はイランのエネルギー貿易に深刻な混乱をもたらす能力を手に入れる。イラン経済に巨大な圧力をかけることが可能だ。

現状はどうなっているか

 米軍は3月中旬、カーグ島に対して攻撃を実施した。トランプは、同地のすべての軍事目標を「完全に壊滅させた」と述べ、次の標的として石油インフラを攻撃する可能性に言及した。米当局者はロイターに対し、政権が同島への地上部隊投入を検討していると語った。

 海兵隊の2個部隊が3月末に同地域へ到着する可能性があり、関係筋によれば、国防総省はさらに数千人規模の空挺部隊の派遣も計画している。これは、トランプが地上攻撃を命じた場合の選択肢を増やすことが目的だ。……

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