メディアが生き残るには「サブスク」しかないのか──。紙媒体の発行部数の減少に歯止めがかからず、ウェブサイトの閲覧数もGoogleやYahoo!に依存する現代である。そんな新聞社・雑誌社にとって「安定収益」を見込める“ほぼ唯一”といえるビジネスモデルは「オンライン上での有料継続課金(サブスクリプション)」だが、日本で成功している企業は少ない。
一方で、欧米では少数ながらサブスクで成功している媒体も存在する。本稿では二人の外国人メディア研究者への取材をもとに「成功/失敗するサブスク」と「外から見える日本市場」を考察する。権威ある二人の研究者による忖度なしの分析は、日本のメディア関係者にとって必読の内容になっているはずだ。取材・文=湯浅大輝(フリージャーナリスト)
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サブスク以外のビジネスモデルは「ドン詰まり」
「当協会の2023年の調査によれば、世界のニュースメディア(デジタルを含む)の収入構造は、49%が読者から、40%が広告収入で、セミナー事業など他の収入源は11%に過ぎません。要するに、メディアは今も昔も『読者』か『広告主』からしか主な売上を得られないのです」……