政治

ロシア少数民族「ブリヤート共和国」が隠す戦死者という不都合な真実 

2022年9月16日

ウクライナ侵攻で戦死するロシア兵の多くがブリヤート共和国などの少数民族出身者だという。同共和国の首長は、その不都合な真実を隠し、9月11日の統一地方選で有利な選挙を展開した。一方で独立系メディアを中心に、こうした少数民族の兵士の戦闘拒否や、兵士の帰国を求める家族の声も伝えられている。 

 

 2022年9月11日にロシアで統一地方選挙が実施され、共和国や州など連邦構成主体(日本の都道府県に相当)の首長や地方議員が選ばれることになる。特に、各地方のトップを決める首長選挙は、①ウラジーミル州、②タンボフ州、③ヤロスラヴリ州、④トムスク州、⑤キーロフ州、⑥サラトフ州、⑦マリ・エル共和国、⑧リャザン州、⑨カリーニングラード州、⑩ブリヤート共和国、⑪ノヴゴロド州、⑫カレリヤ共和国、⑬ウドムルト共和国、⑭スヴェルドロフスク州の計14の連邦構成主体で行われた。

 いずれも直接選挙で行われ、与党「統一ロシア」に所属する現職候補やプーチン大統領から知事代行に任命された候補者が全員当選した。中央選挙管理員会によると、計14名のうち8名が80%以上の得票率であった。

 本稿では、首長選挙が実施された上記14の地域の中でも、特にブリヤート共和国に焦点を当ててみたい。……

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