医療・ウェルネス

科学者が警鐘を鳴らすコロナ後遺症と自殺の関連性

2022年10月9日

新型コロナ感染後に疲労感や認知障害、痛みなどの後遺症が続く「ロング・コビット」が自殺リスクを高める可能性があるという。現時点ではロング・コビットによる自殺の増加を裏付けるデータはないが、世界各地の科学者が解明を始めている。

[シカゴ/ロンドン発(ロイター)]スコット・テイラー(56)は新型コロナウイルスから立ち直ることができなかった。2020年春に感染した後、約18カ月経っても回復せず、健康、記憶、そして金も失い、米ダラス近郊の自宅で自殺した。

「誰も気にかけてくれない。誰も話を聞いてくれない」

「洗濯もままならず、辛さ、疲労、背骨の上下の痛みがある。眩暈のように世界が回転し、吐き気、嘔吐、下痢の症状がある」

 テイラーは友人に宛てた最後のメッセージで、数カ月、場合によって数年続くこともある新型コロナの後遺症「ロング・コビット」に苦しむ何百万人もの人々の苦境を語った。……

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