医療・ウェルネス

【Explainer】月の資源採掘 宇宙大国が「月のゴールドラッシュ」に着目する理由

2023年8月20日

ロシアは今月11日、同国としては47年ぶりに月面探査機「ルナ25号」を打ち上げた。アメリカ、中国、インドなどの国々が月の資源に関する調査を加速させており、国家間の競争が激しさを増している。なぜ世界の宇宙大国は、月の資源にこれほど興味を示すのだろうか。

[モスクワ発/ロイター]ロシアは、今後も月へのミッションを続け、いずれロシアと中国の共同有人ミッションや共同基地の可能性を視野に入れている。月の資源採掘はNASAも着目しており、「月のゴールドラッシュ」到来について述べたことがある。

※8月20日、「ルナ25号」は月面に墜落したとみられるとの発表がロシア国営宇宙企業ロスコスモスからありました(編集部)

■月の特徴

 月は地球から38万4400 km離れており、地球の地軸の振動を和らげ気候を安定させている。潮の満ち引きも、月によって引き起こされる。

 月は、45億年前に巨大な物体が地球と衝突した際に生まれたと考えられている。衝突で散らばった破片が結集し、月となった。

 月の気温は激しく変動する。太陽光が当たっていると127℃まで上昇し、影に入っているときはマイナス173℃まで降下する。月の外層圏は太陽の放射線を防がない。

■水の存在

 NASAによると、月の水の存在は2008年にインドのチャンドラヤーン1号のミッションによって初めて決定的な証拠が得られた。月の表面広くから水酸基分子が見つかり、両極では特に多く検知された。

 水は人間の生命にとって欠かせず、水素や酸素の源ともなる。これらの分子はロケット燃料として使うことができる。……

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