すわバブル期の再来か?
そう思わせる光景だった。ある初夏の平日、しかも午前中だというのに、日本橋三越本店を訪れると、どのフロアも買い物客で大にぎわいなのである。
一時期は斜陽と呼ばれた百貨店業界が、このところ復調傾向にある。とりわけ三越伊勢丹ホールディングスの業績が好調だ。
2024年3月期の総額売上高は、約1兆2246億円で前年度比約10%増。営業利益は約544億円、経常利益は約599億円でいずれも80%以上の増加。08年に三越と伊勢丹が合併して三越伊勢丹ホールディングスとなって以来の、最高益を記録している。……