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G7「非核化」要求を金与正が否定も労働新聞は報じず(2026年6月14日~6月20日)

2026年6月22日


<span>G7「非核化」要求を金与正が否定も労働新聞は報じず(2026年6月14日~6月20日)</span>
最高人民会議の趙甬元常任委員長(右)がベトナムのルオン・タム・クアン公安相と平壌議事堂で会談した(朝鮮中央通信HPより)

仏エビアンでのG7首脳会議で北朝鮮に非核化を求める共同声明が出されたことに対し、金与正が「核保有は必ず固守」するとの対外談話を発表した。ただし、国際社会の非難を周知させない意図からか、この談話は国内向けには報じられていない。【『労働新聞』注目記事を毎週解説】

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習近平への誕生日メッセージが「全文掲載」されない理由は? 

 6月8日、9日の両日に習近平国家主席が訪朝してからも、中朝間のハイレベル往来など具体的な後続措置は目立っていない。しかし、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が習近平の誕生日(6月15日)に際してメッセージと花籠を贈ったことについての16日付1面トップ記事は少し興味深い。金正恩が習近平に誕生日のお祝いメッセージを送ったことが報じられたのは2023年の祝電以来であるが、今回は電報の全文掲載ではなく「お祝いのお言葉」という形式が取られた。このことは前例がなく、対外的公表を避けるべき重要なメッセージが送られた可能性がある。駐中大使が中国共産党中央対外連絡部(中連部)の責任幹部に丁重に伝達した、とされており、伝統的な党間外交の重視も垣間見られる。

 19日付第2面には「朝露同盟関係の威力はさらに力強く誇示されている」と題する論説が掲載された。「朝露同盟」は、2024年6月に金正恩とウラジーミル・プーチン大統領が「包括的戦略パートーシップに関する条約」に署名したことを伝える記事で初めて登場した。その後もこの表現は散見された一方、「朝中同盟」については少なくとも金正恩政権期に入ってからは皆無である。今年は朝中同盟、すなわち「朝中友好協力及び相互援助に関する条約」の締結65周年を記念するとされているが、今後「同盟」関係が強調されるかどうかについても留意したい。

 15日、趙甬元(チョ・ヨンウォン)国務委員会第1副委員長・最高人民会議常任委員長がベトナムのルオン・タム・クアン公安相と平壌(ピョンヤン)議事堂で会談した。ルオンの前任者は現最高指導者のトー・ラムである。3月23日の施政演説で金正恩が指示した警察制度の再編は、「外国の警察機関との協力を実現することにもおいても有利」だとされた。先立って14日には、方頭燮(パン・ドゥソプ)社会安全相とルオンとの間で会談が持たれ、両国治安機関の「成果と経験」が交換され、相互協力を拡大発展させることについて話し合われた。

 18日、金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党中央委員会総務部長が談話を発表した。フランスのエビアンで開催されたG7(主要7カ国)首脳会議で北朝鮮に非核化を求める共同声明が出されたことに反発したものである。

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