金正恩の動静には異変なし
10月19日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が娘を伴って「全国被服、履物展示会2026」を視察し、満足の意を表した。展示会は毎年10月に開かれており、今回は270ほどの被服、履物、カバン生産単位が製作した約7万700着の被服製品と約17万足の履物が出展されたという。
金正恩は、地方発展政策によって新たに建設された市・郡の工場の製品が「中央」、すなわち平壌(ピョンヤン)の製品と肩を並べているとして、「中央と地方の格差、都市と農村の格差を一掃し、全国の同時かつ均衡的な発展を目的としたわが党の政策の正当性と生命力の明確な誇示」だと述べた。また、デザイン重視の方針を示したほか、「特色ある民族衣装」や「国旗の象徴的要素が調和した軽工業製品」を生産して「愛国主義」に寄与するよう指示した。
SNSや一部の海外メディアを通じて金正恩の動静をめぐるデマが拡散された直後の視察報道であったが、通常通りで何ら異変を感じさせない内容であった。
朴正天が国境「永久化」工事を「現地視察」
21日、朝鮮中央通信は、朴正天(パク・ジョンチョン)国防省顧問が「南部国境要塞化工事現場」の主要な地点を20日に「現地視察」したと報じた。朴正天による「現地視察」は初である。過去には金正恩が朝鮮人民軍の訓練基地を「現地視察」したとの報道もあったことから、比較的格の高い用語ではある。この「現地視察」には李日煥(リ・イルファン)朝鮮労働党中央委員会書記、金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会総務部長らが同行した。