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Vol. 7

もう一人「宇野首相との十年」を語る「愛人」の人柄【プレイバック「週刊新潮」が報じた事件戦後史】

2026年5月1日


<span>もう一人「宇野首相との十年」を語る「愛人」の人柄【プレイバック「週刊新潮」が報じた事件戦後史】</span>
就任直後の参院選で大敗し、記者会見で辞任を表明する宇野宗佑首相(1989年7月24日)

 世間を賑わす「大事件」について、詳しく取材を進めていくと、時に世の常識では測ることのできない、人間の「本質」が浮かび上がることがある――。1989年6月3日、第75代内閣総理大臣に就任した宇野宗佑氏だったが、その新政権はわずか69日間しかもたなかった。これは歴代首相の在任期間でワースト4位の記録だが、背景にあったのは複数の女性スキャンダルだ。発端は就任3日後に「サンデー毎日」が報じた神楽坂芸妓の告発記事だったが、宇野氏にはそれ以前にも元赤坂芸者との10年にわたる「秘密の関係」があった。当時、「週刊新潮」の取材に応じ現役総理の“甲斐性なさ”をぶちまけたのは、その元赤坂芸者・ご本人である――。

※本稿は『あのスキャンダルの裏側――「週刊新潮」が報じた事件戦後史』の一部を抜粋/編集したものです。「週刊新潮」1989年6月29日号に掲載された特集が元となっており、プライバシーへの配慮から一部は匿名となっています。また、年齢や肩書は当時のものです。

「先生の言葉を聞いて、耳を疑いました」

「浮生夢の如し」というけれども、彼女の心境もそうなのだろうか。元赤坂芸者のHさん(63)と宇野宗佑・新総理(67)との関係は、10年に及んだそうだが、その関係の内実は、彼女にとって文字どおりはかない夢のようなものだった。俗世間でいうダンナと芸者という間柄にしては、宇野氏の経済的援助は少なく、それでも彼女は不平一ついうわけでもなかった。二人の関係が壊れたのは5年前。彼女の心をいたく傷つける“事件”があったからだという。世間の指弾に便乗する気もないが、Hさんは新総理について淡々と語った。

 <元赤坂芸者Hさんの証言>……

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