※本稿は『あのスキャンダルの裏側――「週刊新潮」が報じた事件戦後史』の一部を抜粋/編集したものです。「週刊新潮」1989年6月29日号に掲載された特集が元となっており、プライバシーへの配慮から一部は匿名となっています。また、年齢や肩書は当時のものです。
「先生の言葉を聞いて、耳を疑いました」
「浮生夢の如し」というけれども、彼女の心境もそうなのだろうか。元赤坂芸者のHさん(63)と宇野宗佑・新総理(67)との関係は、10年に及んだそうだが、その関係の内実は、彼女にとって文字どおりはかない夢のようなものだった。俗世間でいうダンナと芸者という間柄にしては、宇野氏の経済的援助は少なく、それでも彼女は不平一ついうわけでもなかった。二人の関係が壊れたのは5年前。彼女の心をいたく傷つける“事件”があったからだという。世間の指弾に便乗する気もないが、Hさんは新総理について淡々と語った。
<元赤坂芸者Hさんの証言>……