流通大手、セブン&アイ・ホールディングス(HD)の祖業企業であるイトーヨーカ堂が、グループの主要企業が本社を構えるビル(東京都千代田区二番町)から東京の南部に位置する大森(東京都大田区)へ移転することが分かった。移転の時期は5月の大型連休の前後で調整しているという。
セブン&アイHDでは「大森店という大型店舗の近くにヨーカ堂本部を置くことでスピード感をもった経営を行う」(広報センター)としているが、取材に応じた複数の関係者は、業績不振に悩むヨーカ堂の家賃負担を軽減する経費削減の一環と見る。セブン&アイHDは国内外のコンビニエンス事業への事業集中に取り組んでおり、グループ内には今回の引っ越しは、ヨーカ堂が昨年売却されたそごう・西武の同様の運命を辿る布石ではないかとの受け止めもある。……