ラマポーザ大統領は退任させられるのか
[ヨハネスブルグ発/ロイター]ANCの得票率は40%。1994年に人種に関係なく投票権がある初の民主的選挙が行われて以来、最悪の結果になった。大統領は議会が選出する。政治アナリストの中には、ANC議長で現大統領のシリル・ラマポーザは退任せざるを得なくなると見る者もいる。しかしANCの指導者たちは6月2日、同党はラマポーザを見捨てるよう促す他の政治勢力からの圧力には屈しないと述べた。フィキレ・ムバルラ党幹事長は記者会見で、「それは禁じ手だ」と語った。
過去4回の総選挙で、ANCの得票率はジリジリと下がり続けた。だが、一度に5%ポイント以上落ちたことはなかった。もしラマポーザがこの難局を乗り切れば、少なくとも当面は議会の過半数を得るために他党との連立を組むだろう。そしてラマポーザの後継には、ポール・マシャティル副大統領やグウェデ・マンタッシュ鉱物資源大臣といったANCの有力者の名が挙げられている。
いずれにせよ、ANCは迅速に動かなければならない。憲法の規定により、選挙結果が確定してから14日以内に新たな議会を招集し、新大統領を選出しなければならないからだ。
連立パートナーの可能性があるのは?
ANCは主要なライバルである3つの政党のいずれかと手を組まざるを得ないだろう。経済界寄りの白人主体政党である「民主同盟(DA)」、ジェイコブ・ズマ前大統領率いる「ウムコントゥ・ウェ・シズウェ(民族の槍=MK)」、そしてマルクス主義の「経済解放の闘士(EFF」)だ。そしてこのいずれと組んでも、ANCは政策上の大きな妥協を迫られ、政府や議会の重要ポストを提供せざるを得なくなる。……