政治

ミャンマー「徴兵宣言」から半年、苦渋の選択を迫られる日本語学習者たち

2024年9月12日


<span>ミャンマー「徴兵宣言」から半年、苦渋の選択を迫られる日本語学習者たち</span>
徴兵制の実施は日本語を学ぶ若者たちの人生プランも大きく狂わせた[ミャンマー国軍の兵士たち=2021年2月28日](R. Bociaga/shutterstock.com)

2021年にクーデターを起こしたミャンマー軍事政権は、今年2月10日に徴兵制の実施を宣言したが、対象者や実施時期に関する発表が二転三転し混乱を招いている。民主化時代に日本企業への就職を目指して日本語を学び始めた若者たちは、不条理な現実と折り合いをつけながらそれぞれの未来を選択している。

 西暦1月1日は祝日か否か。十数年前まで、ミャンマーは1月1日を平日としていた。ミャンマー人にその理由を尋ねると「(旧宗主国の)イギリスに合わせたくないでしょう?」と気にも留めていないように言う。国を閉ざしていたミャンマーにとって、西暦の祝日などに生活を合わせずともなんら不自由がなかったのは事実だ。

 2015年にアウンサンスーチー率いる国民民主連盟(NLD)が政権を握り、国際性重視が始まったころから1月1日は祝日に指定された。日本をはじめ各国の企業誘致を進めていた当時、1月1日は祝日である必要が明らかにあった。しかし今、再び1月1日は平日になっている。人々は「軍は民主派(NLD)の決めたことを、ことごとくなかったことにしたいんですよ」という。

 ミャンマー人は祝日がころころ変わることなど日常茶飯事と笑い飛ばす。実際、徴兵制度という人の一生を左右するほどの重大事でさえ、猫の目のように内容変更が繰り返されている。

▽2024年2月10日に徴兵制の実施を発表。……

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