政治

なぜ君は総理になれないのか 元幹事長「茂木敏充」の履歴

2026年5月1日


<span>なぜ君は総理になれないのか 元幹事長「茂木敏充」の履歴</span>

 幾度も総裁選にチャレンジしながらなかなか首相の座には届かない。高市政権では外務大臣を担った茂木敏充氏が党のカネと実権を掌握する幹事長へと歩を進めたのは2021年のことだった。当時、将来の総裁候補となった彼の過去の行状を繙くと信じられない逸話の数々が……。世にも珍しい「超人」の履歴を辿った。

※本稿は「週刊新潮」2021年11月18日号に掲載された特集を元に再構成したものです。また、年齢や肩書、年代表記等は当時のものです。

茂木氏の「恐怖のトリセツ」の中身とは

「大学生の時に家庭教師をやりたかったんだけど、できなかったんだよね。なぜなら、生徒に対して”何でできないんだ!”って思っちゃうからなんだよ」

 自民党の茂木敏充・新幹事長はかつて記者へのオフレコ懇談でこう語ったことがある。「自分の頭が良すぎて周りがバカに見えてしまう」ことを吐露したこの発言は新幹事長の人間性を的確に言い表している。一貫したその姿勢が茂木氏を”超人”的な仕事をこなす「ビジネスエリート」へと変身させ、時にパワハラ・セクハラを働く「上司」にもなるのだから――。

 1978年、東京大学経済学部を卒業した茂木氏は丸紅、読売新聞を経て、83年にコンサルティング会社のマッキンゼー&カンパニーに入社する。すると、同社の幹部だった大前研一氏が92年、「既成政党の枠を超えた政治を」と政策提言集団・平成維新の会を発足させ、茂木氏が事務総長に就任した。ここが彼の「原点」と言える場だ。

 当時を知る元議員が語る。……

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