政治

「合意なき離脱」は回避したブレグジット「合意」の問題点

2021年1月8日

 欧州と英国にとって12月24日クリスマスイブ最大のプレゼントは、「穏やかなブレグジット(合意ある英国のEU=欧州連合=離脱)」のための合意が実現したことだった。これをメディアでは「激変緩和」と呼んでいる。

 ようやく一段落というのが、関係者や筆者を含む世界の人々の本音ではないか。筆者自身、2016年6月の離脱を決めた英国民投票以来、フォーサイトで追いかけ続け、折々報告してきた。

 しかし一息つくのも束の間、改めて考えると、ブレグジットそのものがヨーロッパの今後に大きな禍根を残すことには変わりはない。

誇らしげな会見

 この日満面の笑みを浮かべてボリス・ジョンソン英首相とそれぞれ会見に臨んだウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長は、……

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