政治

アリババ凋落とトップIT経営者サークル「泰山会」解散が暗示する中国市場「習近平一強」時代の変貌

2021年3月22日

習近平政権への批判的発言を機に失脚したと言われる「アリババ」創業者のジャック・マー。独禁法違反容疑での捜査など露骨な圧力は、トップIT経営者からなるサークルにも影響を及ぼした可能性がある。

 2020年10月24日から2021年1月20日まで90日ほど公に姿を見せなかった巨大ネット・ビジネス「阿里巴巴(アリババ)集団」創業者の馬雲(ジャック・マー)。

 一般には昨秋の「時代錯誤の規則が中国の技術革新を窒息死に追い込む」との発言が、企業家としての彼の人生を失速させたと伝えられる。習近平政権は、この発言を自らの政策に対する「ノー」という意思表示と受け取ったからこそ、馬雲に対し断固たる処断を下したに違いない。

 それというのも馬雲の振る舞いは、建国100周年となる2049年に照準を合わせた習政権の超野心的世界戦略「中国製造2025」が目指す「製造強国」に、真正面から冷水を浴びせ掛けるような衝撃的内容を秘めていたと思えるからだ。……

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