「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」「組織委の女性はわきまえている」――。女性差別発言を次々繰り出す森喜朗元首相(83)のポリシーは、失敗から学ばず、自らを省みないことに違いない。2月に東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長を辞した翌月も、自民党・河村建夫元官房長官(78)の政治資金パーティーで「女性というには、あまりにもお年」と発言し再炎上。ジェンダー平等どこ吹く風の雄弁は、失言、放言、不規則発言からの“復権”を幾度も繰り返してきた余裕のなせる業かもしれない。
ところが目下の永田町では、森元首相の影響力が急降下しているという。 「暗愚の宰相」とまで呼ばれ、支持率が一桁まで落ち込み総理の椅子を手放したのが2001年4月26日。ちょうど20年が経過した今春、ようやく森喜朗元首相への送辞を読む機会が訪れたのだ。
「加藤官房長官」で押し通した菅首相に激怒
自民党の中堅代議士が言う。……